【2024年6月号】絵本づくりの仕事場より/河原まり子

2024.05.07   仕事場

 

 ずいぶん前になりますが、私の家族のペットを描いた年賀状を見て「これで一冊描いてみない」と言われたことや、「カレンダーを描くつもりで12枚描く事ができるよ」と故・武市八十雄氏がおっしゃった言葉、頂いたまま実現できずにいました。
 今回はその二つのアドバイスを合体して作ってみました。やってみたら森の一年の中にふたりの成長と絆が自然に描けていました。
 さすが武市さん、画家の能力を引き出す事にかけては世界有数のアートディレクターでもあったから。描いている間中、誰かに描かされている気がしたことも事実です。
 「できたじゃないか」武市氏がそばにいて微笑んでいる気がします。でも、これを気楽に出せたのは武市晴樹さんのおかげ。お二人の武市さんに感謝です。
 
 

 

▼ 河原まり子 プロフィール



絵本作家。作品に「たまねぎぼうや」「そめごろうとからす」「なかまってさいこうさ」(至光社)/「天国からやってきたねこ」「わたしから、ありがとう。」(岩崎書店)/「ねこさんどうしてないてるの」(小学館)/「もしも、そばにいぬがいたら」「グルグル ぼくのだいじなおもいで」(偕成社)/「はじめてのおわかれ」(佼成出版社)。ライター利岡裕子氏との共著に「犬から学ぶ心のレッスン」(講談社)/「犬とつきあう本」「猫とつきあう本」(偕成社)/「さようなら、ありがとう、ぼくの友だち」(岩崎書店)。エッセイ「子犬のワッハ」(講談社)/「やっぱり犬が好き」(PHP研究所)など。

 


 

 

 

▼こどものせかい2024年6月号
 『ずーっと いっしょ  ぼくらのもりの1ねん』をみる

 

 

 

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  片柳弘史神父とよむ こどものせかい


 

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