【2023年10月号】Editor's Room

2023.09.05   編集より

 

 今月号「こころのやさしいサマリアじん」は、イエスさまがお話してくださった、たとえ話の絵本です。イエスさまは大切なことを、わかりやすく、心に残るように、たとえ話で人々に語られたのですね。
 
 イエスさまは、どんなふうにお話をされたのでしょう。どんなお声だったのでしょう。
この絵本をつくられた画家の井口文秀先生と佐久間彪神父様、おふたりの声を思い出します。
井口先生はどちらかといえば無口でいらしたけれど、ゆっくりと語られるひと言は、そのお人柄がにじみでるように、こちらの気持ちを柔らかくほっこりと、ほぐしてくれるものでした。
 佐久間神父様の低音で静かに響く声と穏やかな話し方は、厳かだけれどあたたかく、打ち合わせの会話も、まるで御ミサにあずかっているような、なにか深くおおきなものに包みこまれていくように感じられました。
 
 絵本の最後のページの去っていくサマリア人の後姿を見ながら、気持ちのよい風にのってきこえてくる声ならぬ声に耳をすましています。  (M.K)
 
 
 
▼ 井口文秀先生は絵本執筆のための取材旅行で世界各地を訪れたそうです。

 

 

▼ 佐久間彪神父は司祭としての活動のほか、文章や詩、翻訳、絵本の画など多くの創作を行いました。

 

 

 

▼ 佐久間神父さまと井口先生は聖書の物語を中心に、ふたりでの絵本づくりを重ねました
 

※左から「ぼくたち ひとが すき」「ぼく うれしかった」「べつれへむの うしごや」「いえすさまの あしあと

 


 

▼こどものせかい2023年10月号
 「こころの やさしい サマリアじん」をみる
 


▼ 作者のことば・プロフィール
  絵本づくりの仕事場より
 

 

▼ この絵本をもっとあじわう
  片柳弘史神父とよむ こどものせかい


 

 

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